2008年02月05日
プラ製容器の回収は引き続き順調
容リ協の引き取り量、12月も前年の4.6%増
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本容器包装リサイクル協会

 国の指定法人である日本容器包装リサイクル協会が12月中に全国の市町村から引き取った分別収集プラスチック製容器包装の総数量は47,638トンとなった。
 前年同月に実績を4.6%上回っている。これで同容器包装の月間引取り量の前年同月超えは9ヵ月連続となった。自治体の多くが分別収集品を貿易商社に売却しているため同協会の引き取り量が前年同月を下回る事態となっているPETボトルとは対照的に順調な回収が続いていると言える。
 
 この結果、今年度の累計(07年4月から12月まで)は432,295トンとなった。前年同期を5.5%上回っている。今年度の同協会の引き取り目標量は前年度比14.9%増の630,466トンとなっている。12月までの進捗率は68.6%である。ペースとしてはかなり遅い。ただし、2〜3月に大きく伸びるパターンが半ば定着しているのであまり心配していないと述べる関係者が多い。
 
 なお、プラスチック製容器包装のほとんどを占める「その他プラスチック製容器包装」の12月の引取り量は前年同月比4.6%増の47,566トン、4〜12月計は前年同期比5.5%増の431,661トンとなっている。残りは白色発泡スチロール製食品用トレーで、12月は同2.7%減の72トン、4〜12月計は同4.9%減の634トンとなっている。