2001年06月05日 |
東南アジア地域でエチレン装置が相次ぎ定修へ |
タイのROCを皮切りに6~8月に3基が運休 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:エクソンモービル |
東南アジア地域で6月から8月にかけて大型エチレンプラントが相次いで定修のため運休することが確定した。 先ずはじめに、タイのROC(ラヨンオレフィン)が6月13日から7月末までの約1ヵ月半にわたって年産60万トンのエチレンプラントを止めて定期修理すると同時に、同20万トン規模の手直し増強工事も実施する。続いて、インドネシアのチャンドラアスリが6月後半から同54万トンプラントを一ヶ月近く運休して定修する。当初の予定を一ヶ月強繰り上げての実施となる。 そして7月15日から8月末までシンガポールのPCS(ペトロケミカル・オブ・シンガポール)が同52万トン能力の第2号機を定期修理のためシャットダウンする。 このほか、韓国ではYNCCが労働争議のため第1エチレンプラント(40万トン能力とも42万トン能力ともいわれる)の操業を6月1日から停止しているとも伝えられている。 このため、アジア地域における石油化学製品の需給バランスは、シンガポールのエクソンモービルの新プラントがスタートしたとはいえ、当分の間均衡が維持されるとの見方が関係筋に広がっている。 |