2008年02月06日
酢ビ・ポバール、昨年の生産、出荷大幅な伸び
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:酢ビ・ポバール工業会

 酢ビ・ポバール工業会は6日、需給環境が好調な2007年12月及び1−12月の生産、出荷実績を発表した。
 
 酢ビの国内生産は、07年12月は前年同月比107%の62,887トン、出荷量は同112%の68,426トンと、ともに大幅増加した。出荷のうち輸出は、同198%とほぼ倍増の18,402トンとなった。07年の年計は、生産が前年比113%の717,033トン、出荷は同112%の710,406トン、うち輸出は同147%の142,931トンとなった。
 
 ポバールは、12月の生産は前月比97%の19,870トン、出荷は100%の19,313トンだった。輸出は同100%の6,567トン。年計は生産が106%の231,303トン、出荷同109%の236,970トン、輸出は116%の83,620トンだった。
 
 業界筋によると、出荷が好調な背景には、中国向け輸出の急激な増加にがあるようだ。中国では工場排水など環境規制の強化から、ポバールの生産をストップした工場があり、このため日本に引き合いがきている。インド、パキスタンなどからの引き合いも依然旺盛で、この傾向は今年いっぱい続きそうだという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1202273788.tif