2008年02月06日
石化企業の1Qのナフサ予想、66,500〜66,900円
トン870ドル前後、為替107円と想定
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 石油化学企業の多くは、今年第1・四半期(1〜3月期)の国産ナフサ価格がキロリットル当たり66,500円から66,900円の範囲内になるのではないかとの見方を強めている。

 これは、昨年11月から今年1月までの3ヵ月のトン当たりの契約価格がC&Fベースで868〜873ドルに、また今年1〜3月期の為替レートが1ドル=107円となる公算が濃厚との判断によるもの。スポットナフサの契約価格は同858ドル前後になったと見られるが、プレミアム分を加えた実際の契約価格はそれを同10〜15ドル上回ることになるというのが多くの石化企業の判断。

 こうした前提に立っての同期の輸入価格は同64,500〜64,900円となり、したがって国産ナフサ価格は前期(昨年10〜12月期)を同4,900〜5,300円上回る可能性が強いとの見方が石化業界の間では多数を占めるにいたっている。あとは、為替がどうなるかに絞られることになる。