2008年02月07日
環境省執務室の塩ビサッシ窓の追加作業がスタート
未改修の79窓も3月末までに全てが断熱・省エネ型に
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 東京霞ヶ関の環境省本庁舎の執務室の窓が今年3月末までに全て塩ビサッシと複層ガラスの組み合わせによる断熱・省エネ型の窓に改善されることが決まった。
 霞ヶ関の合同庁舎5号館のうち環境省が執務に使用している23階から26階までの合計4フロアーの窓のうち合計36窓はすでに断熱・省エネ型への改修が終わっているが、未改修の合計79窓についても同じく塩ビサッシと複層ガラスを組み合わせた内窓の採用を同省が決意して専門企業に作業開始を指示したことからいよいよ4フロアーの執務室全ての断熱・省エネ化が図られることになったもの。
 
 実際の改修作業は、同省が1月に実施した入札で工事一切を落札した酒井工務店が請け負っていく。来週土曜日に現場作業に着手、以降の毎週土曜日と日曜日に作業を進めて3月末に完了の予定。
 
 環境省が本庁舎の執務フロアー全ての窓の断熱・省エネ改修に踏み切ることにしたのは、京都議定書でわが国が国際公約した温室高価ガスの削減目標(90年比6%減)のクリアには政府が事務及び事業の遂行で排出するCO2の量を自ら思い切って縮小することが不可欠と判断したため。
 
 塩ビサッシと複層ガラスによる内窓が優れた断熱・省エネ効果を発揮することは、これまでの環境省の試験採用によってもほぼ明確に把握されているが、今回の追加設置でそれが一段と鮮明になりそう。同省ではこれがモデルケースとなって他の省庁の間にも同じ断熱・省エネ窓の採用機運が広がっていくことを期待している。