2008年02月12日
ナフサのスポット価格、先週は再び下降
C&F/ジャパンの週平均はトン819ドル台半ばに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット価格が各地で再び下降してきた。わが国の商社や石油企業ならびに石油化学企業等が先週中に国際市場で契約した週単位の平均C&F価格(C&F/ジャパン価格)はトン当たり819ドル台半ばで、前の週の平均を30ドル弱下回っている。最近ではめずらしい大幅な下降率となっている。
 
 今年に入ってからの週単位のC&F/ジャパンは1月第1週の883ドルをピークに3週連続で下降、その後849ドルに反騰して先行きが警戒されたが、先週は再び軟化して今年の最安値を更新するかたちとなった。
 北西欧のCIF価格も同様の曲線を描いている。先週の平均は800ドルの大台を一気に割り込んで787ドル弱となっている。前の週の平均に対比すると約28ドル安となる。
 
 いずれも原油のスポット相場の小反落に連動してのもの。ただし、下降率はいずれもWTIや北海ブレントを上回っている。