2008年02月18日
ナフサのスポット価格が再び反騰
日本各社の先週の契約分の平均は850ドル台に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場が各地で反騰してきた。わが国の商社や石油企業ならびに石油化学企業等が国際スポット市場で先週中に契約した週平均のC&F価格は、トン当たり855ドル強となった模様。

 今年に入って最安値となった前の週の平均を36ドル弱上回っている。上昇率は約4.4%となる。週単位では、今年第1週の883ドルと第2週の878ドルに次ぐ高いレベルとなった。
 しかも週末には884ドルを記録しており、今週にさらに上がる可能性を示してもいる。
 
 北西欧のCIF価格も先週は大幅な反騰となった。約44ドル(5.6%)上がって再び800ドルの大台に乗り、831ドル弱に達している。週単位では同じく今年に入って3番目の高レベルとなった。週末は850ドルまで上がっている。
 これには原油のスポット価格の中でも特に係わりの深い北海ブレントが5.8%上がって94ドル台半ばまで反騰したことが大きく影響していると見られる。