2008年02月19日 |
EPSの出荷不振続く、1月も前年同月比7.9%減 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会の集計によると、EPS(発泡スチレンビーズ)の1月の総出荷数量は12,225トンで、前年同月の実績を7.9%下回った。これでEPSの月間出荷量は、昨年8月以降6ヵ月連続の前年同月割れとなった。 主要需要分野では、農業用が6.4%増となったのを除いて軒並み前年を下回っている。消費量が最も大きい水産用が6.0%減で9ヵ月連続の前年割れとなったのをはじめ、家電用が9.7%、その他成型品用が4.9%、ブロック用が24.6%それぞれ前年を下回っている。農業用は9ヵ月連続の前年超えと好調を維持しているが、家電用は6ヵ月連続、その他成型用は4ヵ月連続、ブロック用は3ヵ月連続の前年割れとなった。 農業用以外の不振が長期化の傾向を鮮明にしつつあるといえる。新たな用途の開拓があまり進まないままきているわけで、断熱材向けを軸に高成長を遂げている中国とは対照的となっている。 EPSの需要分野別の1月の出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年同月比。 ▽水産用=5,689トン(94.0%) ▽農業用=827トン(106.4%) ▽その他成型品用=2,703トン(95.1%) ▽家電用=1,502トン(90.3%) ▽ブロック用=1,406トン(75.4%) ▽ネダ用=92トン(146.0%) ▽一枚焼き用=6トン(85.7%) ▽合計=12,225トン(92.1%)。 |