2008年02月19日
積水化成品、日東電工から「ハイドロゲル」事業譲り受け
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化成品工業

 積水化成品工業は19日、日東電工(本社:大阪市北区、竹本正道社長)から、同社の高機能材料「ハイドロゲル事業」を譲り受けることで合意し契約調印したと発表した。譲受日は08年4月1日で、譲渡価格は約2億円。

 積水化成品はこれまで「ハイドロゲル事業」(製品名:テクノゲル)で、医療(心電図電極電気メス対極板など)、健康(家庭用/医科用低周波治療器用電極など)、化粧品(化粧品/医薬部外品透明パック製品など)用途など、ヘルスケア領域を中心に事業展開してきたが、一層の事業拡大が課題となっていた。

 一方の日東電工は、ゲル事業分野で多くの先進的なゲル製品を開発、上市してきたが、経営方針である事業の「選択と集中」にさらに徹するため、メディカル分野のハイドロゲル事業譲渡を検討していた。

 積水化成品は、日東電工のハイドロゲル事業を取得したことで、今後は同社の生産技術や市場、開発リソースなどを最大限活用し事業領域の拡大につなげたいとしている。

<譲り受け事業の内容>
(1)譲り受け部門の内容=日東電工のメディカル事業のうちハイドロゲル事業
(2)譲り受ける財産の内容=ハイドロゲル事業にかかわる営業権、産業財産権、技術情報、製造設備一式
(3)譲り受け部門の経営成績=平成19年3月期の売上高 約2億円
(4)譲り受け投資総額=約2億円(譲り受け価額、設備投資など)
(5)譲り受け日=2008年4月1日 事業譲り受け期日

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=6815