2008年02月19日 |
SMの1月の国内向け出荷、5ヶ月振りの前年超え |
出荷計は輸出の大幅減で前年を下回る |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が19日に明らかにしたところによると、SM(スチレンモノマー)の1月の国内向け出荷数量は前年同月比3%増の170,440トンとなった。5ヵ月振りの前年同月超えである。 しかし、輸出が同28%減の115,364トンと不調であったため、総出荷量は同12%減の285,804トンにとどまった。輸出は6ヵ月振りの、また総出荷量は7ヵ月振りの前年同月割れとなった。 国内向けが前年同月を上回ったのは、消費量が最も大きいGP/HI向けがわずか0.3%ながら前年同月を上回って5ヵ月振りに前年超えに転じたのに加え、ABS樹脂向けや合成ゴム向けが好調を維持してEPS向けとAS樹脂向けの不振をカバーしたため。一方、輸出が大幅減となったのは、中国からの引き合いが低調であったため。前年比11%もの伸びを遂げた07年1月の反動が出た。 他方、生産量は同8%減の295,050トンとなった。2ヵ月連続の前年同月割れである。総出荷量を上回ったため、月末在庫は前月末を13%上回って103,123トンに拡大している。しかし、3月から6月までに多くのSMメーカーが定修のためプラントを運休するので過剰な規模ではないというのがSM各社の判断。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1203323759.pdf |