2008年02月21日
PSPの出荷の前年割れが続く
1月も6.2%減の7,730トンに
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、同工業会加盟の同シート(PSP)メーカーによる1月の総出荷数量は7,730トンで前年同月の実績を6.2%下回った。
 これでPSPの月間出荷量は8ヶ月連続の前年同月割れとなった。

 消費量が最も多いロールトレーが3ヵ月振りに前年を下回ったのをはじめ、一般反、ラミネート丼用、ラミネート一般用も全て前年同月を下回った。一般反とラミネート一般用はともに8ヶ月連続の前年割れである。ラミネート丼用は12月に6ヶ月振りに前年同月を上回ったので1月の動向が注目されていたが、わずか1ヶ月でマイナス成長に戻った。

 もっとも、同製品メーカーによると、出荷の前年割れが続いている最大の要因は、ユーザーである量販店各社の厳しい価格引下げ要求と原料値上げに対処して各社が製品の薄肉化に懸命に取り組んでいる点にあるという。枚数ベースでは前年並みを維持できているというところが多い。

 PSPの1月の需要分野別出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年同月比。右は07年2月から08年1月までの累計。
▽ロールトレー=3,240トン(96.7%)  47,710トン(99.1%)
▽一般反=1,710トン(91.0%)   23,190トン(93.0%)
▽小計=4,950トン(94.6%)   70,900トン(97.0%)
▽ラミ丼=2,060トン(94.5%)   30,080トン(96.3%)
▽ラミ一般=720トン(86.7%)   8,530トン(92.4%)
▽小計=2,780トン(92.4%)   38,610トン(95.4%)
▽合計=7,730トン(93.8%)   109,510トン(96.5%)