2008年02月25日 |
スポットナフサ価格、先週平均は欧亜とも急騰 |
C&F/ジャパンは記録更新の891ドルに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると国際スポットナフサ価格は先週に入って各地で急騰、わが国の大手商社や石油企業ならびに石油化学企業がスポット市場で先週中に契約したC&F価格の週単位の平均はトン当たり891ドル強となった。 前の週の平均を同36ドル弱(約4.2%)上回って週単位での史上最高値となった。これまでの最高値の今年1月第1週の平均を8ドル上回っている。週単位の平均の最近のボトムは2月第1週の819.5ドルである。したがってこの2週間で同71.5ドル(8.7%)もの上昇を遂げたことになる。 北西欧のCIF価格も最近にない大幅な値上がりとなっている。先週の平均価格は858.6ドルで、前の週の平均を同28ドル弱(3.3%)上回っている。同じく最近のボトムとなっている2月第1週の平均に比べると同72ドル弱(9%強)の上昇となる。 いずれも原油のスポット相場の再上昇に触発されてのもの。上昇率はWTIほど高くない。しかし、北西欧のナフサのCIF価格を左右する性格の北海ブレントものに比べると、CIF/NWEもC&F/ジャパンもアップ率は高い。 |