2001年06月04日
プラ協、廃プラ技術開発支援のテーマ募集を開始
再生品の用途開発も含めた技術開発を支援
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会は、今年度も、関係各方面による廃プラスチックのリサイクル技術開発を積極的に支援していくことにして1日から開発支援テーマの募集を開始した。
 同協会は1999年度から、広く、個人や企業、大学、研究機関、団体等を対象に技術開発テーマを募集してその中から新規性に富み開発意義の大きい研究課題を選んで資金面で開発を支援する活動を進めている。廃プラスチックのマテリアルリサイクルやサーマルリサイクルの一層の促進を目的としたもので、99年度と2000年度の両年度とも三つのテーマを対象に各年度9,500万円の資金援助を実施した。
 今年度の支援対象の開発テーマは(1)マテリアルリサイクル技術の開発(2)再生品の用途開発(3)燃焼技術等の研究開発--の3点。
 このうちの(1)のテーマでは、廃プラスチックの収集、分別、再生利用、化学処理による原料への還元--等のマテリアルリサイクル技術が対象となる。(2)のテーマの場合は、新規用途品の試作、新規用途開発のための実験、既存用途分野での改良研究--などが、そして(3)のテーマでは、焼却、燃料化、エネルギー回収利用等のサーマルリサイクルに関する技術開発--などが支援の対象に取り上げられる。
 応募資格は、これまで同様に個人、企業、大学、研究機関、団体など。開発期間は2年以内。支援額は1件200万円から450万円まで。募集期間は7月31日までとなっている。審査結果が明らかになるのは10月上旬の見込み。