2008年02月28日
1月の鉱工業生産、2カ月ぶりの低下「基調判断」は据え置き
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が28日発表した1月の鉱工業生産指数速報(2000年=100、季節調整済)は、前月比2.0%低下の109.8と、2カ月ぶりのマイナスとなった。
 
 業種別にみると電子部品・デバイス、輸送機械、化学工業、プラスチック製品工業など13業種のうち11業種が前年水準を割り、上昇したのはその他工業と精密機械工業の2業種だけだった。
 
 出荷指数は前月比0.9%低下の115.8、在庫指数は同1.3%低下の97.7、また在庫率は同4.0%低下の98.2だった。
 
 製造工業生産予測調査によると、2月は前月比2.9%の低下、3月は逆に2.8%の上昇となっており、こうしたことから同省では「総じてみれば、生産は横ばい傾向で推移している」とする基調判断を据え置いた。
 
 化学工業(除、医薬品)の1月生産指数は前月比2.5%低下の97.6、出荷指数は同1.8%低下の101.5、在庫は同0,5%低下の100.5、在庫率は同0.7%低下の114.4だった。
 
 プラスチック製品工業は生産指数が前月比1.3%低下の97.5、出荷指数同0.7%低下の100.6、在庫指数は同0.8%低下の96.1、在庫率同1,7%低下の100.4だった。