2008年03月03日

タカラバイオ、レトロネクチン拡大培養法「がん免疫再建療法」臨床研究

【カテゴリー】：ファインケミカル（新製品/新技術） 【関連企業・団体】：タカラバイオ

タカラバイオは3日、がん細胞免疫療法・TCR遺伝子治療の共同研究パートナーである三重大学　珠玖洋教授らのグループが、卵巣がん、頭頚部がん、食道がん、骨髄腫の難治性がんの患者に対して、化学療法後に同社が開発したレトロネクチンによって拡大培養した患者自身のTリンパ球と、がん抗原ペプチドを反復投与する臨床研究を開始すると発表した。 　 　今回の臨床研究は、レトロネクチンを用いた拡大培養法によるTリンパ球輸注の安全性の評価（主要エンドポイント）と、腫瘍抗原特異的免疫誘導効果の検証（副次エンドポイント）を行なう第1相臨床研究に相当し、症例数は9例を予定している。 ニュースリリース参照　 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1204525146.doc