2008年03月03日
スポットナフサ価格、1月の平均も高値更新
C&Fジャパンの平均はトン870ドル強に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社ならびに石油化学企業の調べによると、国際スポット市場における2月の日本向けナフサの契約価格の月次平均は小幅ながら続伸となり、前月に続いて史上最高値を更新した。

 日本向け、いわゆるC&F/ジャパンの2月の平均価格はトン当たり870.4ドルで、1月の平均を同12ドル上回っている。上昇率はわずか1.2にとどまったものの、4ヵ月連続の値上がりとなった。前年同月に対比すると、同290ドル(50%弱)高い。3年前の05年2月の2.02倍となった。

 2月もスポットナフサ価格が続伸となったのは、ナフサの国際スポット相場に大きな影響をおよぼす原油の国際スポット価格が1月に反騰したためと見られる。
 その原油のスポット相場のうち、WTIの2月の平均価格は1月をさらに2.6%上回るレベルとなっている。このためナフサの3月のスポット相場はもう一段高となるというのが関係筋に共通した見方となっている。