2001年06月01日
TEC、韓国S-Oil社から脱硫、水素化などプロジェクト一式受注
2003年2月完成、総工費約300億円
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

 東洋エンジニアリング(TEC)は1日、韓国S-Oil社(サウジアラムコの関連会社)との間で、同国東海岸にあるオンサン(温山)製油所で計画中の減圧残さ油脱硫装置(3万バレル/日)、水素製造装置(9,000万立方フィート/日)、硫黄回収設備(220トン/日)と、その付帯設備を受注したと発表した。プラント完成は2003年2月で総投資額は約300億円、TECは基本設計から詳細設計、調達サービス、プロジェクト管理、工程管理を受けもつ。水素製造装置にはTECの水蒸気改質プロセスが採用される予定だ。
 TECは1996年、S-Oil社の前身である双竜製油向けに水素化分解コンプレックスおよび残油流動接触分解装置(RFCC=3万3,000バレル/日)や重油分解装置、また1997年にはパラキシレン年産50万トンの建設プロジェクトを納入している。