2008年03月07日 |
SPDCのL-LEの価格、1,640〜1,650ドルに |
2月をさらに20ドル上回り史上最高値を更新 |
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況) 【関連企業・団体】:サウディ石油化学 |
サウディ石油化学(SPDC)は、L-LDOE(商品名;QAMAR)の中国ならびに東南アジア諸国向けの3月のCFR価格をトン当たり1,640〜1,650ドルに引き上げた。ナチュラル品種が1,640ドル、高透明品種が1,650ドルで、いずれも2月の引渡し価格に比べて20ドル高い。2月に記録した史上最高値を一ヶ月で更新したことになる。 これでQAMARのアジア向け価格は4ヵ月連続の上昇となった。この間の上げ幅のトータルは280ドルということになる。 今回の値上げも、同社の希望がそのまま需要家各社に受け入れられたことで実現した。これは、アジア地域全域における農業用ポリエチレン向けを中心とした需要の拡大に供給力が追いつかない状態が続いていることによるもの。スポット相場も強含みで推移している。 |