2008年03月10日
スポットナフサのC&F・日本、先週はほぼスティ
北西欧のCIF価格は4週間振りに小反落
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、先週中にわが国の大手商社や石油企業等が国際スポット市場で契約したナフサの週単位の平均CFR価格(いわゆるC&F/ジャパン)はトン当たり896ドル強となった。前の週の平均価格は同896ドル弱であったので、ごくわずかながらも続伸したことになる。

 これでC&F/ジャパンの週単位の平均価格は、2月第1週の同825.4ドルをボトムに4週連続の上昇となった。週単位の史上最高値を前の週に続いて更新したことになる。
 
 しかし、C&F/ジャパンに先行するかたちで上下する北西欧のCIF価格の先週の平均は同860.5ドルで、前の週の平均を0.3%下回っている。極めて小幅ながらも4週間振りの反落となった。
 原油のスポット価格の先週の平均は、WTIが2.6%、北海ブレントが2.2%それぞれ前の週の平均を下回ったが、北西欧のナフサ相場は逆の動きとなったわけで、これまでのパターンだと今週のC&F/ジャパンは小反落することになる。