2008年03月12日
栄研化学「LAMP法 市中肺炎起炎菌」の製造承認を申請
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:栄研化学

 栄研化学は12日、遺伝子増幅技術「LAMP法」を利用して開発してきた「マイコプラズマP検出試薬キット」および「レジオネラ検出試薬キットC」の製造販売承認申請を、同日付で厚生労働省に行ったと発表した。

 国内の死因順位第4位の肺炎は、このところ増加傾向にあり、その約3割が重症化しやすい市中肺炎といわれている。特に、「マイコプラズマ」や「レジオネラ」は臨床的重要度の高い起炎菌で、迅速な菌の特定と適切な治療が要求されている。

 現在、検査法として血清抗体価測定法や培養法が用いられているが、時間がかかる。また、レジオネラは検出可能な菌に限りがある。
 
 同社は、LAMP法を用いた遺伝子検査は、迅速かつ高感度、高精度な検査法として、早期治療に貢献できるとして、試薬キットの開発を進めてきた。臨床評価でも良好な成績が得られたため、体外診断用医薬品としての製造販売承認申請を行った。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1205313301.pdf