2008年03月14日
三井化学ファブロ、東京インキにMOフィルム事業を譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学ファブロと東京インキの両社は14日、三井化学ファブロのMOフィルム事業を4月1日付で東京インキに譲渡することで合意したと発表した。
 
 MOフィルムはポリオレフィンフィルムを約5倍延伸したフィルムで、折曲げてもその形状を保持する、一定方向に対してカットしやすい、などの特徴があるため、多様な包装用途をもっている。
 
 三井化学ファブロは、48%出資している東洋整機樹脂加工(本社:愛知県北名古屋市)に製造委託してきたが、事業ポートフォリオの組み換えの一環として同事業の譲渡を決めた。東洋インキは、インキ事業やコンパウンド、産業資材事業など既存事業とのシナジーが大きく、経営基盤の強化につながるとしている。

 MOフィルムの生産能力は年産約4,500トン、売上高約20億円。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1205486973.pdf