2008年03月17日
スポットナフサ、週単位でも900ドル超え
先週のC&Fジャパンの平均は908ドル強
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、先週中にわが国の商社や石油並びに石油化学企業等が国際スポット市場で契約した石油化学用ナフサのC&F/ジャパンの週単位の平均価格はトン当たり約908.4ドルとなった模様。週単位での最高値である。

 前の週の平均を同12ドル強上回っている。率にするとおよそ1.4%ということになる。前の週の平均価格は4週間振りに前の週を下回ったが、原油のスポット相場の続伸が強く影響してわずか1ヶ月で反騰となった。もっとも、アップ率はWTIの5.8%や北海ブレントの5.0%を大きく下回っている。

 先行する北西欧のナフサのCIF価格も先週の平均は同881.8ドルに上がった。C&F/ジャパンと同様に、4週間振りの前週割れとなった前の週から一転して反騰となった。アップ率は2.5%でC&F/ジャパンを上回っている。

 わが国のエチレンセンターの中には、こうした原油なびにCIF/NWEの動向から判断してC&F/ジャパンの今週の平均価格はもう一段高くなると予想する向きが多い。