2008年03月17日 |
三菱化学、インドに“グループ横通し”機能の新会社 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は17日、インドにおける三菱化学グループの製品の製造、販売、原料調達ならびにグループの事業進出支援などを目的とした新会社、Mitsubishi Chemical India Private Ltd.を設立したと発表した。すでに設立認可を得ており、4月から営業を開始する。 同社は、西ベンガル州にMCC PTAインディア社を設立し、2000年4月に合成繊維原料である高純度テレフタル酸(PTA)プラントの営業運転を開始、現在、第2期工事が2008年中に完成予定であるほか、2007年4月には、ハリヤナ州に記録メディア等の販売・マーケティングを目的とするバーベイタム・マーケティング・インディア社(Verbatim Marketing India Pvt. Ltd.)を設立した。 また、本年3月末には同じくハリヤナ州に主に、自動車の内外装材料となるポリプロピレンコンパウンドの製造・販売会社を設立する予定だ。 高い経済成長を続けるインドでは、合繊の他にも自動車、家電向けを中心とする素材製品の需要が好調で、樹脂コンパウンドや機能商品市場も拡大が見込まれている。このため同社はインドに“グループ横通し”機能を有する拠点が必要と判断し、デリー近郊に新社を設立した。 また新社は、ラジャスタン州ニムラナ工業団地に用地を確保、将来は、機能性樹脂、塩ビ、エンジニアリングプラスチックなど、樹脂コンパウンドの製造拠点とする予定である。 新社は売上高として、2012年に単体で約20億円、ラジャスタン州ニムラナ工業団地のグループ会社を含めて約100億円を見込む。 【新会社の概要】 (1)会社名 Mitsubishi Chemical India Private Ltd. (2)所在地 本社 :ハリヤナ州グルガオン 工場予定地:ラジャスタン州ニムラナ (3)設立 2008年3月 (4)営業開始 2008年4月 (予定) (5)業務内容 当社製品の販売・物流・業務受託、各種樹脂コンパウンドの製造・販売 (6)資本金 6,000万ルピー(約1.8億円) (7)出資者 三菱化学:95%、ロンビック:5%(樹脂コンパウンドの製造会社、三菱化学100%出資) (8)売上高 100億円(グループ連結、2012年度予定) (注)新社の位置図はニュースリリースにあります ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1205728799.pdf |