2008年03月18日
SMの出荷、12月に続いて2月も前年割れ
国内向けの伸びを輸出の大幅減が帳消し
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が18日に集計したところによると、SM(スチレンモノマー)の2月の総出荷数量は258,433トンで前年同月の実績を7%下回った。7ヵ月振りに前年同月を下回った1月に続いての前年同月割れである。

 前年同月の実績を下回ったのは、国内向けが同10%増の163,532トンと前月に続いて好調であったのに対して、輸出が同27%減の94,901トンと2ヵ月連続の大幅な縮小を記録したため。国内向けは、最大消費先のHI・GP向けABS樹脂向けや合成ゴム向けなど主要分野が順調な伸びを遂げた。

 一方の生産量は、同10%減の257,091トンとなった。3ヵ月連続の前年同月割れである。この結果、月末在庫は同3%増の105,476トンとなった。定修が相次ぐので若干少な目の規模と言える。

【関連ファイル】
2月実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1205831356.tif