2008年03月21日 |
PSPも出荷の不振が続く |
2月は前年比6.3%減の7,730トン |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が集計した同シート(PSP)の2月の総出荷数量は、前月と同じ7,730トンとなった。前年同月の実績に対しては6.3%減となる。 これでPSPの月間出荷数量は9ヵ月連続の前年同月割れとなった。製品の薄肉化の進展と、ユーザーの間に広がってきた素材への転換が大きく影響してのものと見られる。 2月の出荷も全ての需要分野が前年同月を下回っている。中でも、最大消費分野のロールトレー向けが9.5%もの減少となっている点が目を引く。また、ロール一般とラミネート一般向けは前年同月割れが連続9ヶ月にもおよんでいる。 これに伴う過去1年〔07年3月から09年2月まで)の総出荷量は108,990トンとなった。前年同期を3.7%下回っている。主力のロールトレー向けは47,380トンで同1.5%減となっている。 2月の分野別出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年同月比。 ▽ロールトレー=3,150トン(90.5%) ▽ロール一般=1,850トン(94.9%) ▽小計=5,000トン(92.1%) ▽ラミネート丼=2,040トン(97.1%) ▽ラミネート一般=690トン(95.8%) ▽小計=2,730トン(96.8%) ▽合計=7,730トン(93.7%)。 |