2008年03月24日 |
PPフィルムの出荷、2月も順調な伸び |
OPPは前年比10%増、CPPは8.6%増 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が集計したところによると、同連合会加盟のPPフィルムメーカーの2月の総出荷数量はOPP(PP延伸フィルム)もCPP(PP無延伸フィルム)もともに1月に続いて前年同月を上回った。 OPPは19,615トンで前年同期比10.0%増、CPPは12,980トンで同8.6%増となっている。07年の年間出荷数量はOPPが251,061トンで前年比1.5%減、CPPが160,678トンで同1.1%増にとどまったが、今年に入ってからの出荷は両フィルムとも好調を取り戻している。 これは、最大消費分野の食品包装用がOPPで11.7%増、CPPで9.0%増と1月以上に高い伸びを遂げたことによるもの。しかも、繊維・雑貨用や工業用その他も全て前年同月を上回った。 もっとも、PPフィルム関係者の中には、こうした高い伸びをもたらした最大の要因は両製品の先高を予想したコンバータの多くが前倒し発注に踏み切っていることにあると分析する向きが少なくない。したがって、3月の出荷がどのていどの規模になる化がいまから注目される。 【関連ファイル】 2月実績 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1206348415.xls |