2008年03月25日
ナフサの先週のC&F/日本の平均は887ドルに
原油の相場に連動して北西欧ともども反落
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、先週中にわが国の商社や石油並びに石油化学企業が国際スポット市場で契約したナフサのC&F価格の平均はトン当たり887ドル弱となった。週単位の最高値をつけた前の週の平均に比べるとおよそ21ドル(約2.4%)の値下がりとなる。
 
 C&F/日本に先行して上下する北西欧の先週のCIF価格の平均は同845ドル強で、前の週の平均を36ドル半ば(4.1%)下回っている。原油のスポット相場のうちの北海ブレント物の週単位の平均価格が3.6%下がったことと、同地域のナフサの需給が緩んできたことが影響している。これがC&F/日本の今週の価格にどういった作用をおよぼすかが注目される。