2008年03月27日
横浜ゴム、ベトナムの新タイヤ工場が完成・開所式
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:横浜ゴム
挨拶する横浜ゴムの冨永靖雄取締役会長

 横浜ゴムは27日、ヨコハマタイヤ・ベトナム・インクの生産開始に当たり、ホーチミン市近郊のビンジュン省に新たに建設したタイヤ工場で開所式を開催したと発表した。

 式にはベトナム政府関係者、駐ベトナム日本総領事、現地タイヤディーラー、日系カーメーカーなど招待した約200人が出席した。横浜ゴムの冨永靖雄取締役会長は「ベトナムでは10年前からタイヤ生産を行ってきた。新タイヤ工場の操業開始によって、今後さらに事業規模の拡大を図っていきたい」と挨拶。

 ヨコハマタイヤ・ベトナム・インクは、2006年6月にタイヤ生産販売会社として設立。同年10月から工場建設に着手し、今年2月から生産を開始した。4月には年間130万本のフル操業体制に入る計画である。
 
 小型トラック用バイアスタイヤ、二輪車用タイヤ、産業車両用バイアスタイヤ、ミニスペアタイヤを生産し、ベトナム国内で販売するほか、日本にも輸出する。新工場建設の投資額は10億円。

 横浜ゴムは、1997年に現地有力タイヤメーカーであるSouthern Rubber Company(カスミナ社)、三菱商事との3社合弁でヨコハマタイヤ・ベトナム・カンパニーを設立し、小型トラック用バイアスタイヤ、二輪車用タイヤを生産販売してきたが、同社は今後、ヨコハマタイヤ・ベトナム・インクに統合する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1206599285.pdf