2008年03月31日 |
化学品の輸出、2月も過半が前年割れ |
1月に続いての前年超えは5品目だけ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
主要化学品の2月の輸出通関数量は、合計25品目のうち14品目が前年同月の実績を下回った。合計25品目のうち19品目が前年同月を下回った1月ほどでないものの、引き続き2月も過半の品目が前年同月を下回るかたちとなった。最大の輸出先である中国向けが低迷状態から脱していない点が大きい。 うち1月に続いて前年同月を上回ったのは、BZ(ベンゼン)PX(パラキシレン)、PH(フェノール)、PP-C(ポリプロピレンコポリマー)、PS(ポリスチレン)の5品目だけ。前月に続いての前年同月割れは13品目を数える。前年同月に対する縮小率が最も大きかったのは、三菱化学の事故が影響したEG(エチレングルコール)の92.7%減。他の品目では需給力が不足の酢酸の62.8%減、中国の需要不振が深刻のTPA(テレフタル酸)の60.8%減などが目を引く。 逆に前年同月を上回った品目ではBZの99.0%増、MDIの32.8%増、PXの32.0%増、AN(アクリロニトリル)の27.2%増が目立つ。 主要化学品の2月の輸出通関数量と1〜2月合計の実績は別表の通り。 【関連ファイル】 主要化学品の08年2月の輸出通関数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1206923634.xls |