2008年04月01日
「国際化学オリンピック・ハンガリー大会」 日本代表決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会、日本化学工業協会
左から小沢、鈴木、福井、東の各君

 第40回を迎えた、高校生たちの「国際化学オリンピック」は、今年7月12日からハンガリーの首都ブダペストで開催されるが、日化協は1日、日本代表メンバーを発表した。
 
 昨年の夏休みに行われた「全国高校化学グランプリ2007」で成績が優秀だった1、2年生(当時)の中から次の4人を選んだ。
 
◇東 星一(あずま せいいち)  :灘高等学校・2年
◇小澤 直也(おざわ なおや)  :駒場東邦高等学校・1年
◇鈴木 裕太(すずき ゆうた)  :宮城県仙台第二高等学校・2年
◇福井 識人(ふくい のりひと) :灘高等学校・2年

 日本代表の4人は、それぞれ“金メダル”獲得をめざして、今後自主トレーニングに入るが、4月下旬には開成高校(東京都荒川区)に集まり、実際の試験を想定した「実験訓練合宿」を実施することになっている。

■ 国際化学オリンピック(IChO=International Chemistry Olympiad)とは
 1968年に東欧3カ国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた高校生の化学の学力試験から発展した、毎年7月に開催される「化学」の国際大会。参加国は最近増えて70カ国、250名を超えるようになった。日本は2003年のアテネ大会から参加、毎回好成績をあげている。2010年の第42回大会は東京で開催される。