2008年04月02日

中外製薬、欧州の販売拠点体制を強化

【カテゴリー】：海外（経営） 【関連企業・団体】：中外製薬

中外製薬は2日、欧州でのマーケティング活動の充実・強化を図るため、現地販売拠点の組織運営体制の見直しを行ったと発表した。 　現在、欧州の販売体制は1997年12月、イギリスに設立したChugaiPharma Marketing Ltd.(CPM)が欧州全体の営業統轄会社として、イギリス、フランス、ドイツ3カ国の販売拠点であるChugai Pharma U.K. Ltd.、Chugai Pharma France S.A.S.、CHUGAI sanofi-aventis S.N.C.、Chugai Pharma Marketing Ltd. Germany Branch を設け営業活動を展開している。 　販売製品は、G-CSF製剤「Granocyte」ならびに胃炎・消化性潰瘍治療剤「Antepsin」で、業績は順調に推移してきた。 　しかし今回、さらにマーケティング活動を充実・強化させるため、統轄機能をもつCPMの取締役社長に Chugai Pharma France S.A.S.の代表者であるAlain Clergeot氏 を選出した。 　 　同氏の欧州ビジネスに関する知識・経験および人的ネットワークを活かすことによって、これまで以上に現地医療環境を把握・分析し、活動を強化する。 　また、ロシュは、中外製薬が07年に創製したヒト化抗ヒトIL-6 レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」について、関節リウマチを適応症とした承認申請を欧州で行った。承認後は、中外製薬が販売拠点を有するイギリス、フランス、ドイツで両社共同で販促を行うことにした。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1207122793.pdf