2008年04月03日
資生堂、「新3カ年計画」営業利益率10%以上目指す
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:資生堂

 資生堂は3日、08年度からはじまる「新3カ年計画」を発表した。前3カ年で目標にかかげた「営業利益率8%以上」は達成できる見通しになったとし、新3カ年では「グローバル化」「峻別と集中」「社外の知恵とリソースの活用」をキーワードに積極的な事業展開を図る。
 
 具体的な数値目標としては、新3カ年の最終年度までに営業利益率10%以上、ROEは「営業利益率プラス1〜2ポイントの水準」、売上高は年平均4〜5%の成長、海外売上高比率は40%以上をを目指す。
 
 また、今後10年間のロードマップとして、向こう10年を3段階に分け、08年度からの3年間を「全ての質を高める」、次の3年間を「成長軌道に乗る」、最後の2014年度以降を「躍進を果たす」と位置づけ戦略展開する。
 
 10年後には「売上高規模は1兆円をゆうに超え、その半分以上を海外で獲得し、少なくともROEで15%以上、営業利益率12%以上をコンスタントに確保できる会社」を目指すとしている。