2008年04月07日
タカラバイオ、天然素材・フコイダン育毛料で欧州特許取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は7日、欧州特許庁に出願していたフコイダンを有効成分とする育毛料に関する特許について、1月29日付で特許許可通知を受けたと発表した。同様特許はすでに台湾、韓国、日本の各国で登録済みで、現在、アメリカ、中国に出願中という。

 フコイダンはコンブ、ワカメ、モズクなどの褐藻類由来の硫酸化L-フコースを主成分とする鎖状高分子で形成される食物繊維の一つ。同社は1995年にフコイダンの化学構造を世界で初めて解明して以来フコイダンに関する研究を化学構造と生理活性の両面から続けてきた。
 
 なお同社は現在、国内産のガゴメコンブを原料として独自抽出したF-フコイダンを含有する「TaKaRa海藻エキス」を、育毛料の原料としてバルク販売している。
 
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1207548780.doc