2008年04月10日
クレハの米国ポリグリコール酸工場、鍬入れ式
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:クレハ

 クレハの米国100%子会社 Kureha PGA LLCのポリグリコール酸樹脂(PGA)工場の鍬入れ式が4月7日、ウエスト・バージニア州にある米デュポンのBelle工場内で行なわれた。
 ウエスト・バージニア州Joe Manchin 知事も出席し、祝辞を述べた。

 クレハとデュポンは昨年12月18日共同記者会見し、クレハがデュポンのBelle工場の一画に約1億ドルを投じて、年産4,000トン規模のポリグリコール酸樹脂(PGA)工場を建設することを決めたと発表した。

 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=22974

 本年初めにKureha PGA LLCが設立された。
 工場建設は夏にスタートし、2009年末に完成、2010年に商業生産を開始する予定。

 PGA は高ガスバリア性(酸素や炭酸ガスを透過しにくい)、易加水分解性(水との反応で分解しやすくなる)、高強度といった特長を併せもつポリエステル樹脂の一種で、主な用途として、PGA の高ガスバリア性に注目した分 野で、炭酸飲料、ビール用の多層PETボトルがある。