2008年04月10日
三井化学、エチレン・αオレフィンオリゴマーの増設完了
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
ルーカント第2プラント

 三井化学は10日、自動車用潤滑油の配合剤としてエチレン・αオレフィンオリゴマーの需要が世界的に増大しているため、岩国大竹工場に第2プラントを建設中だったが、このほど完成し営業運転を開始したと発表した。年産5,000トンだった生産能力は、倍増して11,000トンになった。

<増設内容>
(1)製品  エチレン・αオレフィンオリゴマー
(2)商標 「ルーカント」
(3)立地  三井化学 岩国大竹工場内
(4)増強後の生産能力  11,000トン/年 (既存プラントは5,000トン/年)
(5)営業運転開始日  2008年2月1日

 同製品「ルーカント」(商品名)は、無色透明の液体で、同社は主に自動車用潤滑油の配合剤として独自技術で開発し、市場展開してきた。
 
 同製品を使用することにより、潤滑油の粘度を低くして自動車の燃費を向上させCO2発生量を削減すること、潤滑油の安定性が向上し長寿命化する、そのために交換頻度を減らすことができるなどの特徴がある。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1207794418.pdf