2008年04月11日
アステラス製薬、心機能検査補助剤「Lexiscan」がFDA承認取得
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は11日、CVセラピューティクス社(本社:米国カリフォルニア州)から導入した心機能検査補助剤「Lexiscan(レキスキャン)」が、10日(現地時間)に「適正な運動負荷に耐えられない患者における心筋シンチグラム(MPI)時の心筋負荷」を適応症として米国食品医薬品局(FDA)から承認通知を受けたと発表した。

 「Lexiscan」は、核医学検査等の心機能検査時の薬理学的負荷としての使用を目的とした注射剤で、冠血管平滑筋、血管内皮等に多く存在するアデノシンA2A 受容体(アデノシン受容体のサブタイプの一種)を選択的に刺激するメカニズムをもつ初めての薬剤。急速静注により迅速に冠血管を拡張させるとともに、体重による用量調節が不要な助剤。

 アステラス製薬の米国子会社は、2000年7月にCV セラピューティクス社と北米における「Lexiscan」の共同開発ならびに独占的販売に関するライセンス契約を締結している。

(注)心筋シンチグラム(MPI):心筋の虚血を検査するための診断法。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1207873893.pdf

(英文)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1207873893.pdf