2008年04月11日
NEDO、07年度の京都メカニズムクレジット取得事業 1,666万トン
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:経済産業省、NEDO

 経産省は11日、2007年度にNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)に委託し、京都メカニズムを活用して取得したクレジット契約量は合わせて1,665万7,000トン(CO2換算)になったと発表した。06年度は約600万トンだったので大幅増加した。
 
 <主な契約先とプロジェクト概要>
(丸紅)
・中国=肥料工場で硝酸製造過程で副生成物として生成するN2O(一酸化二窒素)を触媒で分解し温室効果ガスの排出を抑制する。(CO2排出削減量=106.0万トン)
・中国=HCFC 22の生産に伴って発生する副生成物HFC 23を回収し、1200℃以上の高温下で水蒸気と反応させ分解する。(98.2万トン)

(ローディアジャパン)
・ブラジル=アジピン酸の製造過程で副生成物として生成するN2Oを熱分解し、温暖化効果ガスの排出を削減する。(613.9万トン)

(スウェーデン・Tricorona AB)
・中国=製鉄所で廃棄されていた高炉・コークス炉ガスを回収・発電する。(266.2万トン)