2008年04月14日 |
信越化学、高い放熱性のシリコーン両面粘着テープを発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業は14日、高い放熱性と長期信頼性を両立した放熱用シリコーン両面粘着テープ「TC-20SAS」を開発・発売したと発表した。 同製品は、高い熱伝導性と接着性に加え、耐熱性、電気絶縁性などに優れていることから高い信頼性を有する。また、貼り付け作業性やリワーク性にも優れている。量産開始は2008年6月の予定。 現在市販されている両面粘着テープは、アクリル系製品がほとんどだが、高温時に粘着層の劣化が起こるため使用用途が限られていた。同社がこのほど開発した製品はシリコーン系のため、マイナス40℃からプラス150℃の幅広い温度範囲で使用でき、また長期信頼性に優れている。 同製品は、2008年4月16日〜18日の3日間、千葉・幕張メッセで開催される第10回熱対策技術展(主催:社団法人日本能率協会)の信越化学のブースで展示する予定。 ■ 放熱材料とは 放熱材料は、CPUなどの発熱体と放熱器の間に挟む熱伝導性の材料で、パソコン、家電、ゲーム機器のほか、エレクトロニクス化の進む自動車の電装品やLED部品の発熱対策などに需要が拡大している。また、電子機器の小型化、高性能化に伴い、放熱材料に対するニーズはさらに高まっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1208164876.doc |