2008年04月16日 | |
JSR、山梨県にリチウムイオンキャパシタ工場建設 17日起工式 | |
日本ミクロコーティングと合弁、年産30万セル規模でスタート | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:JSR |
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JSRは16日、次世代蓄電池デバイスとして注目されている「リチウムイオンキャパシタ」事業化のため、日本ミクロコーティング(本社:東京都昭島市、渡邉信義社長)と折半出資して設立したJMエナジー社の生産工場を山梨県北杜市に建設すると発表した。総投資額は約20億円で、4月17日起工式を行なう。竣工は今年10月の予定。 同工場は、JMエナジー社の本社山梨工場として建設するもので、今年中に年間30万セルで稼働を開始する。将来は需要動向に応じて順次能力を増強する。 リチウムイオンキャパシタは、従来型キャパシタよりエネルギー密度が高く、電圧も上回る性能を持っており、大容量化やコンパクトな設計が可能となる次世代蓄電デバイスとして注目されている。従来の蓄電デバイスでは有効利用が難しく、無駄にされていた瞬間的な大きなエネルギーを、経済性を維持しつつ有効利用することを可能にするところから、自動車、電源・電力、太陽光・風力発電、産業機械、事務機器など幅広い分野で用途展開が進行している。キャパシタの市場規模は2010年には、500億円以上になると予想されている。 JMエナジー社は、リチウムイオンキャパシタ事業を行うため、2007年8月にJSRと日本ミクロコーティング社の折半出資による合弁会社として発足し、プレマーケティングを展開してきた。 【本社山梨工場の概要】 ・建設場所 山梨県北杜市大泉町西井出8566(日本ミクロコーティング社山梨工場内) ・敷地面積 約13,000平方メートル ・延床面積 約4,000平方メートル ・着工時期 2008年4月17日 ・竣工 2008年10月 ・投資額 約20億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1208334050.tif |