2008年04月17日 |
日本バイエル・07年売上高12.4%増、2,237億円 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:バイエル |
バイエルは17日、日本バイエルの2007年度(1ー12月)の業績と事業内容について、売上高は前年比12.4%増の2,237億円を記録したと発表した。 事業グループ別では、ヘルスケア事業グループが07年7月にバイエル薬品と日本シェーリングとの統合を完了し、バイエル・シェーリング・ファーマ事業本部が発足した。これにより売上高は前年比21.9%増の1,417億円と大幅増加した。 農業関連事業グループの売上高は同1.7%減少の372億円だった。国内の農業市場も同じ割合で縮小したが、2007年には新規ダニ剤など12の新製品の登録と71の登録拡大を完了した。今後、既存製品とともに販売・普及の強化に努める。 素材科学事業グループも売上高は0.6%減の447億円となった。ポリウレタン事業部はバイシステムジャパンを設立して営業と技術開発部門を再編したため、今後バイシステムのグローバルネットワークを活用した展開が可能となった。ポリカーボネート製品の売上は特にITと電子産業の安定した需要に支えられた。市場が好調なため原料価格の上昇にも対応できた。 2008年は、大きなプロジェクトとして大阪及び尼崎地区にある複数の主要拠点を大阪の中心地、西梅田に建設中の「ブリーゼタワー」に移転する計画がある。日本バイエルグループの主要拠点を集約し、グループ間のシナジー効果拡大を図る。 【日本バイエル・2007年度売上高】 単位:百万円 ( )06年 ◇売上高全体 223,715(199,105) ・ヘルスケア 141,662(116,187) ・農薬関連 37,241(37,899) ・素材科学 44,664(44,915) |