2008年04月18日
ブリヂストン、太陽電池用接着EVAフイルム倍増設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ブリヂストン

 ブリヂストンは18日、太陽電池用接着封止膜(※)として使用されるEVAフィルム(エチレン・ビニル・アセテート フィルム)の需要増大に対応するため、磐田工場(静岡県磐田市)の生産能力を増強すると発表した。
 
 投資総額は約21億円で、2010年後半からの増産を予定。これにより現有能力に対して約2倍の月産約2,000トンのEVAフィルム生産が可能となる。

 太陽光発電はクリーン・エネルギーとして重要性が増し、太陽電池の需要も世界的に急伸長しており、接着封止膜に使用されるEVAフィルムの需要も急増している。

 EVAフィルムは、太陽光線を電気に変換するシリコン・セルを、加熱による分子結合(架橋)でガラス面に固定する接着剤として使用される。EVAフィルムは、加熱することで無色透明となり、水や紫外線にも強いため、屋外で使用される太陽電池用接着封止膜には最適な素材と言われている。

※太陽電池に使用する発電セル(シリコン・セル)を固定・保護するために、ガラスおよび裏面保護シート(バックシート)を接着させるフィルム状の膜をいう。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1208510450.pdf