2008年04月21日
ナフサの先週の平均価格、日欧とも最高値を更新
C&F/日本は939ドル強に、西欧もついに900ドル超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社や石油化学大手の調べによると先週もスポットナフサの契約価格が各地で続騰、日本のCFR価格の週平均はトン当たり939ドル強に、また北西欧のCIF価格の週平均は同905ドル強となった。CIF/NWEのどう900ドル台は史上初となる。
 
 ともに4周連続の上昇で、前の週に記録した週単位の史上最高値を更新した。前の週の平均に比較すると、C&F/日本は1.8%、CIF/NWEは2.4%高となる。最近のボトムである2月第1週の平均に対してはC&F/日本が13.8%、CIF/NWEが15.1%高い。また1年前に対比すると、C&F/日本は約38%、CIF/NWEは39%高となる。
 
 ただし、先週平均の上昇率は日本向けも北西欧向けも原油のスポット価格のアップ率を引き続き大きく下回っている。原油の先週平均の上昇率はWTIが4.3%、北海ブレントが4.7%、中東ドバイが3.8%となっている。