2008年04月21日 |
PPフィルムの出荷は順調に推移 |
OP、CPとも3月も引き続前年を上回る |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が21日に集計したところによると、OPPフィルム(PP延伸フィルム)とCPPフィルム(PP無延伸フィルム)の3月の出荷数量はともに前年同月の実績を上回った。 伸び率はともに小さいが、OPPは3ヵ月連続の、またCPPは4ヵ月連続の前年同月超えとなった。最近では月間出荷量が前年同月を上回る汎用プラスチック加工製品がほとんど見かけられなくなっているだけにPPフィルムの今後の動向が注目される。 3月の両品種の出荷量は、OPPが21,621トンで前年同月比1.4%増、CPPが14,133トンで同1.8%増となっている。OPPもCPPも消費量が最も大きい食品包装用が好調を維持している点が目を引く。OPPは15,866トンで同1.8%増、CPPは11,259トンで同3.2%増となっており、OPPは3ヵ月連続して、またCPPは4ヵ月連続で前年同月を上回っている。 関係者の中には、両品種の前年超えが続いている要因として、4月から実施される値上げ前の仮需の発生を挙げる向きが多い。それが事実かどうかは4月と5月の出荷しだいとなる。 【関連ファイル】 3月実績 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1208763199.xls |