2008年05月09日
ダイセル化学、キラルケミカル事業でインドに現地法人
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル化学

ダイセル化学工業は9日、インドにキラルケミカル事業の現地法人を設立し、このほど事業開始したと発表した。

 同社はインドでのキラルケミカル事業を強化するため、2007年2月に同国中南部の都市ハイデラバードにテクニカルサービスセンターを設置しテクニカルサービスを行ってきたが、現地企業のキラル化合物に対する関心が高いため、同センターを現地法人化した。

 新会社は、従来のテクニカルサービスに加えて、キラルカラムの販売、キラル化合物の分取事業も行う。分取事業開始にあたっては、分取用高速液体クロマト(HPLC)装置と分取用超臨界クロマト(SFC)装置を各1系列導入する。

 これにより同社は、キラルケミカル事業で日本、米国、欧州、中国、インドとグローバル・ネットワーク体制を確立した。

【新会社の概要】
◇会社名:Daicel Chiral Technologies (India) Pvt. Ltd.
◇設立日:2008年4月2日
◇資本金:4百万インドルピー(約12百万円)
◇社長:Dieter Heckmann
◇業務内容:
(1)キラルカラムのインドにおける販売
(2)キラル化合物の分取業務
(3)キラルカラムのテクニカルサービス業務

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1210307003.doc