2001年05月25日 |
経済産業省「自動車リサイクル」めぐりヒアリング |
部品種類の多さなどに課題も |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
自動車リサイクルシステムの法制化を検討中の経済産業省は29日、関連業界代表を招き「再資源化事業」のあり方についてヒアリングを行う。 日本鉱業協会、自動車リサイクル協会、板硝子協会など24団体代表が意見を述べる。 自動車のリサイクルの場合は金属、ガラス、プラスチックなど部品の種類や点数が多いだけでなく、フロン、エアバッグ、重金属など環境問題への対応を考慮に入れる必要がある。 ドライバーによる「乗り捨て」など不法投棄も増加しかねない。また使用済み自動車の「価値」も、車輌の状態によって大きく異なるため、引取りがスムースに進まないケースも予想される。 同省では(1)2002年以降に販売される新型車のリサイクル可能率を90%以上にする(2)使用済み自動車のリサイクル率は2002年以降85%以上、2015年以降95%以上とする—との目標を立て法制化を準備中で、7月末には産構審で最終報告をまとめ、来年1月の通常国会に法案を提出する予定である。 |