2008年05月13日 | |
三菱生命研、“地球快適化”目標に再出発 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス |
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三菱ケミカルホールディングスの小林喜光社長は13日、2010年3月末に解散する「三菱化学生命研究所」のその後の利用について、「人類の生活の質の向上に役立つ、新しいタイプのインスティテュートとして再出発させたい」との意向を明らかにした。 生命研は1971年6月、ライフサイエンスの基礎研究として三菱化学の100%出資により設立、生命現象の解明や生命倫理の研究など、世界最先端の研究を手がけてきた。しかし設立からすでに37年が経ち、初期の目的・使命は十分に果たしたとして、2010年3月解散する。 【小林社長の話】 新しい研究機関については、仮称だが“地球快適化インスティテュート”といった名前を考えている。CO2の炭素資源化のような、地球環境問題の解決につながる技術や情報を集めるのもいいし、私たちの生活の質の向上に役立つのであれば、社会・自然・技術とテーマは何でもいい。化学会社にふさわしいことを考えていきたい。年間予算は10億ー30億円ぐらい。設立は09年4月を目標にしているが、具体的なことはこれからだ。 |