2008年05月15日 |
三井化学、市原工場のEPT第3プラントが営業運転入り |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は15日、市原工場に昨年10月完成したメタロセン触媒法によるEPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー)年産7万5,000トン設備が試運転を終え、営業運転を開始したと発表した。既存設備と合わせて年産能力は12万トンとなった。 EPT(商品名:三井EPT)は、耐候・耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電気特性、耐化学薬品性などに優れ、自動車部品、電線ケーブル、工業部品分野を中心に需要が拡大している。とくにアジア地域では、自動車生産台数とともに需要が伸びている。 また、EPTを主原料としたオレフィン系熱可塑性エラストマーは、軽量でリサイクルが可能なため、環境配慮型の材料として、自動車内装材や建材、家電部品に用途が拡がりつつある。 このため同社は昨年10月、総工費約200億円をかけて市原工場に自社技術による最新鋭プラントを完成した。試運転の結果、安定した運転性と品質が確認できたため本格運転を開始した。 ■ 新プラントの概要 (1)製品 : EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー) (2)商品名 : 三井EPT (3)製造設備: 三井化学 市原工場内(千葉県市原市) (4)生産能力: 年産7万5000トン(既存設備と合わせて同12万トン) (5)技術 : 自社技術(メタロセン触媒技術) (6)スケジュール: 着工 2006年8月、 完工 2007年10月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1210817993.pdf (英文) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1210817993.pdf ![]() 営業運転入りしたEPT増設プラント |