2008年05月16日
旭硝子、TFT-LCD用大型ガラス基板の韓国研磨会社を買収
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は16日、ドイツのSCHOTT AG社が100%出資するTFT-LCD(薄膜トランジスタ方式液晶ディスプレイ)用大型ガラス基板の研磨会社である、韓国のSCHOTT Processing Korea社(SPK社)を買収すると発表した。

 SPK社は、2005年3月にSCHOTT AG社が設立し、主に韓国市場向けにTFT-LCD用ガラス基板を供給してきたが、旭硝子がSPK社の全持分を買い取ることで、SCHOTT AG社と合意した。
 
 旭硝子は現在、韓国亀尾市の旭硝子ファインテクノ韓国社で、TFT-LCD用ガラス基板を製造・販売している。今後は買収するSPK社を韓国の第2拠点として、フレキシブルな生産体制を構築する。

【旭硝子ののTFT-LCD用ガラス基板生産拠点】
◇日本 :京浜工場、関西工場、高砂工場、AGCディスプレイグラス米沢(米沢市)
◇台湾 :AGCディスプレイグラス台湾(斗六市、台南市)
◇韓国 :旭硝子ファインテクノ韓国(亀尾市)、SPK

【SPK社の概要】(2008年4月末現在)
(1)所在地 : 韓国忠清北道清原郡
(2)資本金 : 755百万ウォン
(3)出資比率 : SCHOTT AG 社:100%
(4)設立  : 2005年3月
(5)従業員数 : 約120名

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1210919550.pdf

(英文)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1210919550.pdf