2008年05月16日
「全国高校化学グランプリ」参加者、19日から募集開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会、日本化学工業協会

 全国の高校生を対象にした、文部科学省認定の化学コンテスト「全国高校化学グランプリ 2008」が7月21日、全国一斉に開催されることになり、主催者の「夢・化学ー21」委員会では19日から(6月20日まで)参加者の募集を開始する。
 
 同大会の開催は、今年で10回目。21世紀を担う高校生たちに、化学の面白さや有用性を知ってもらい、“世界に通用する化学者”を育てたいとしてスタートした。
 
 高校生たちには“化学の甲子園”とも呼ばれて人気が高まり、昨年は参加者が初めて2000人を超えた。このため今年は会場を4カ所増やして、北は札幌の北海道大学から、南は沖縄の琉球大学まで、全国53会場で開催することにした。
 
 大会は一次選考と二次選考があり、7月21日に行なわれる一次選考(筆記試験)では、主に無機化学・有機化学のジャンルの中から基本問題と応用問題が出題される予定(150分)。
 
 次に、この一次選考で成績優秀だった80人を対象に、8月23・24の両日、東京工業大学(大岡山キャンパス)で二次選考(実験問題)を行なう。24日には大賞(グランプリ)および金・銀・銅受賞者が発表される。
 
 また、これとは別に、現在高校1〜2年生の参加者の中から成績優秀者20人を選び、毎年海外で開かれている「国際化学オリンピック」代表候補に認定する。認定されると、最終的にこの中の4人が2009年7月、英国・ケンブリッジで開催される「第41回国際化学オリンピック」に日本代表として派遣される。
 
 なお「全国高校化学グランプリ」参加料は無料。
 問い合わせは、日化協「夢・化学ー21」委員会事務局(Tel:03−3297−2555)
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1210979812.doc