2008年05月19日 |
出光興産・ソニー、有機EL 青色素子で世界最高レベルの発光効率達成 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:出光興産、ソニー |
出光興産とソニーの両社は19日、次世代発光材料である有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ用青色素子で、世界最高レベルの発光効率を達成したと発表した。 出光が開発した蛍光型青色発光材料及びキャリア注入輸送材料と、ソニーが開発したデバイス構造の融合によって達成した。25%が限界と言われている蛍光型発光材料を用いて、素子の内部発光効率(内部量子収率)を28.5%まで高めることに成功した。これにより、有機ELディスプレイの低消費電力化が可能となった。 両社は、5月18日から米国ロサンゼルスで開催中の「SID2008(Society for Information Display)」でこれらの成果を発表する。 <性能概要> ◇方式 : 蛍光型青色有機EL ◇内部量子収率 : 28.5% ◇輝度半減時間 : 3万時間以上 ◇電流輝度効率 : 3.9cd/A ◇色度 ( 0.137,0.065) (CIE1931 色度座標) (注) ※1 内部量子収率 : 注入電子数に対する発生光子数の比率 ※2 輝度半減時間 : 明るさが半分になるまでの連続点灯時間 ※3 電流輝度効率 : 単位電流当たりの明るさ(cd/A:カンデラ・パー・アンペア) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1211178499.pdf |